米大リーグ・カブスの今永昇太投手 ⬆がパイレーツ戦にメジャデビューから9回目の先発をして、7回4安打無失点、7奪三振の快投で防御率をメジャートップの0.84まで押し上げた。最後の打者を抑えて吠えた今永に、リグレー・フィールドの観客が総立ちでスタンディングオベーションを贈った。今永のデビューから9先発での防御率0.84について、MLB公式は、両リーグで公式記録となった100年以上前の1913年以降最高の数字であると紹介するのと同時に、今永が審判に向ける“敬意”について称賛した。「ショウタ・イマナガは、新しいボールを受け取るたびに一礼して球審に敬意を表している」と、今永がボールを変えてもらう際に帽子のつばに手をやり、審判に一礼する場面の動画を公開した。これに、米国のMLBファンがSNSで反応、「これはかなりクールだわ。いかに多くの敬意と伝統を持っているかを示してる」「謙虚な男だ」「アメリカ人は日本人選手を見て敬意をたくさん学べる」「今シーズン、カブスに起こった最高の出来事だ」「完全に一流だ。永遠にカブスに必要だ」「これが私のエースだ」「この男は今の史上最高のピッチャーだ」「この男を愛さない理由がない」。メジャー投手の平均身長より10cmも小柄な178cmの今永昇太投手が繰り広げるもう一つのショータイムに、日本人以上に米国のファンが熱狂している姿は、実に嬉しい限りだ。