大谷翔平選手が、対レッズ戦でドジャース加入後初めてとなるWALK-OFF(サヨナラヒット)を放った⬆。2−2の同点で迎えた延長10回裏の2死一、二塁の場面で、厳しい球をファウルで凌ぎながら迎えた6球目、内角低めの直球を右前に弾き返し、これが決勝点となるサヨナラヒットとなった。今シーズン開幕からチャンスの場面でことごとく打てず4月の得点圏打率が21打数2安打で打率.095と不振を極め「チャンスに弱い大谷翔平」と米国メディアからもブーイングされていた。ところが5月に入って大谷の得点圏打率は29打数11安打で打率.379と急上昇、大谷選手がチャンスで打てるバッターに化けたことについて、本人は「長打ではなくて、単打を打つスタイルというか、そういうバッティングで、良い結果が出ている」と語った。チャンスで打てない大谷に「「ストライクゾーンをもっとコントロールしないといけない」と苦言を呈していたロバーツ監督も5月に入ってからの大谷の打撃について「彼のストライクゾーンがとても安定してきて、打てる球を振っている」と称賛していた。大谷選手が「単打を打つスタイル」に打撃の意識を変えたことで得点圏打率が.095から.379へと急上昇、チャンスの場面が来る度に長打を打とうと「力んでいた」ことが、打てない原因だったことを良く理解できた。