ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

今永昇太MLBでNO.1防御率0.78、身長178cmと背が低いおかげ。

今年メジャーデビューしたシカゴ・カブスの今永昇太投手、4月は5試合に登板し、4勝無敗、防御率0.98の好成績で、「MLBネットワーク」が選ぶ4月の最優秀投手に選ばれた。5月に入っても2日のメッツ戦で7回を87球、被安打3、無失点で5勝目をマーク。防御率は0.78まで下がり勝利数・防御率共にメジャー投手のトップに躍り出た⬆。2刀流で年俸100億円契約を結んだ大谷選手と比べて年俸13億円の今永投手の活躍は、現時点では球団カブスにとってタナぼた契約だったと言えるかも知れない。今永投手がメジャートップの投手成績を維持している理由は一体どこにあるのだろうか。それは、メジャー投手の平均身長188cmに比べ10cmも低い身長178cmにその理由がある。プロ野球NBPでは「投げる哲学者」と呼ばれた今永投手は、この低い身長を武器にしたピッチングでメジャートップの防御率を維持しているのだ。背が低いことで長身の投手よりリリースポイントも低くなる。しかも、今永のストレート、スライダー、スプリットのリリースポイントがほとんど変わらないため、身長の高い打者は戸惑ってしまう。さらに、低いリリースポイントから山本由伸投手より回転数の多い2386回転のフォーシームをインコース高めに投げ込むと打者は、計測される球速より速く感じ、しかもボールが浮き上がってくると錯覚し、三振してしまうのだ。身長が低いゆえの今永投手の「魔球」、どこまでメジャーの打者を翻弄し続けられるか注目だ。