
広島原爆投下のわずか21日前の1945年7月16日の早朝、アメリカのニューメキシコ州ルイドソで世界初の「核実験」が行われた。実験場から約40マイル(64km)離れた風下にあったキャンプ場では爆発の瞬間、凄まじい衝撃によって寝ていた少女たちは2段ベッドから床へと投げ出された。引率の教師はどこかでボイラーが爆発したのではないかと慌てて少女たちを屋外へ避難させると巨大なキノコ雲が立ち上るのを目撃した。そして爆発から数時間後、真夏にもかかわらず、空から白い粉のようなものがひらひらと舞い降りてきた。何も知らない11人の少女たちは「夏なのに雪が降ってきた!」と喜び、水着に着替えて近くの川へと飛び出した⬆️。彼女たちは、空から降ってくる白い破片を手のひらで捕まえたり、お互いの顔や体に塗りたくって楽しそうに遊んだという。しかし、これは雪ではなく、原爆によって気化したプルトニウムや砂の混ざった強烈な放射能を帯びた「灰」だったのだ。この「核実験」は、広島・長崎への原爆投下の予備実験という「最高機密」だったため、アメリカ政府や軍は周辺住民に一切の警告をしないまま実験を行い、爆発後も「弾薬庫が爆発しただけで、死傷者はいない」というウソの説明を行い、避難勧告や健康上の注意喚起を一切行わなかった。その結果、キャンプ場で被爆した少女たちはその後、深刻な健康被害に次々と襲われ、30歳を迎える前に11人中10人がガンなどで亡くなったという。







