ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

世界3階級王者長谷川穂積が引退を決めた井上尚弥の一言。

WBC世界バンタム級王者・フェザー級王者・スーパーバンタム級王者と世界3階級を制覇した長谷川穂積氏(⬆上右)が、TOKYOFM「TOKYO SPEAKEASY」に出演し、8年前にプロボクサーを「引退」することを決めたキッカケとなったあるエピソードについて語った。 長谷川穂積氏が、36歳で3階級制覇を達成し引退するかどうしようかと悩んでいた時、当時WBO世界スーパーフライ級王者で長谷川氏より13歳年下の井上尚弥選手(当時23)(⬆上左)が 「話をしたい」と訪ねてきた。 「で、2人でしゃべってて“試合前って、やっぱ寝れないやろ”って僕が聞いたら、“寝れないです”って。“そうやんな、やっぱ怖いよな”って言ったら、“あ、僕怖くて寝れないんじゃなくて、もう楽しみでワクワクして寝れないんです”って言ったんですよ。僕らの時代って試合の前日は怖くて寝れなかったんですよ。明日やられたらどうしよう、とか。でも井上選手はもうキラキラした目で、いやもう次の日楽しみで全然寝れないんです、とこれはもう僕らの時代じゃない、井上選手のこの言葉が引退を決めたキッカケの一つでありましたね」と語った。井上尚弥が試合の前日「ワクワクして寝れない」という話は、井上本人が別のインタビューでもこんな風に語っている「試合の準備に万全を尽くしたら明日は勝つだけ、ワクワクして寝られない」と。