2022年12月13日に世界バンタム級４団体統一王者となり2023年12月26日に世界スーパーバンタム級の４団体統一戦でタパレス選手を10RKO、たった１年間で２階級４団体を統一した世界最強ボクサーの呼び声が高い井上尚弥。いつも早いラウンドでのKO勝利する彼に対して、今回の10RKOについて一部のファンから井上選手が「苦戦した」の声が上がった。ツイッターには井上が5回にタパレスの右を顔面にもらった場面を投稿、「ナオヤ・イノウエはダウンまでこれほど近かった、もしタパレスがもう一発ハードパンチを当てていれば、イノウエはダウンしていたであろう」という書き込みまであった。しかし、井上選手の顔に当たったのはこの一発のみだったとわかるのは、試合後の２人の顔写真⬆を見比べれば一目瞭然だ。こうした声に対して井上選手は 「苦戦とか言われてますけど、この内容（KO）で言われたらどうしたら良いんです？」と苦笑い、「タパレスも世界王者ですよ。それだけ自分に期待値があったり、皆さんの感情があるのは凄く嬉しいことなんですけど、これで言われたらやりづらいですよ！1、2発パンチをもらったら苦戦してるとか、マンガじゃないんだから（笑）」と早い回でのKO勝利が当たり前と思われてるモンスターならではの不平を、笑顔で語った。
