

ギターを歯で弾いたり背中に回して弾いたり、ライヴの最後にはギターに火を放ち、真っ二つに破壊するなどの派手なパフォーマンス⬆️が伝説となったロックギターの鬼才ジミ・ヘンドリックス。伝統的なブルースをベースにしながら、それまで誰も聞いたことのなかった斬新なギターサウンドや卓越した演奏技術、そして圧倒的な即興演奏を披露することによってロックファンはもちろんプロのミュージシャン達にも大きな衝撃を与えた。ヘンドリックスの演奏を初めて目の当たりにしたエリック・クラプトンは「誰もジミー(Jimmy)のようにギターを弾くことはできない」という名言を残している。音響エンジニアのロハン・プラニック氏は「ヘンドリックスの誰も真似られないギターサウンドは、彼が音響システムエンジニアとしても革新的な存在だったからだ」とアメリカの電気・情報工学分野の学術誌「IEEE」に掲載のコラムの中で解説している。プラニック氏によれば「ジミ・ヘンドリックスは、エレキギターが音の持続が難しいという問題を解決するために、ギターの音の時間変化と音色の両方を声のように感じられる方向へ作り替えたという。ヘンドリックスはギター本体のツマミの操作だけに頼るのではなく、手足の動きや身体の位置、増幅段の調整を組み合わせた動的なアナログ・シグナル・チェーンをペダルを踏むことで出せるシステムを発明して「音を持続する課題」を克服したという。誰も聞いたことのないジミ・ヘンドリックスのギターサウンドは、彼独自の音響システムの開発によって生み出されたモノだったのだ。YouTubeでジミヘンのギターサウンドぜひ聞いてみませんか。