ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

カーブを比べたら、カーショーより山本由伸の「落差」が大きい

 

ピッチング忍者として有名なMLBコラムニストのロブ・フリードマン氏がX(旧ツイッター)にドジャースに入団した山本由伸投手とサイ・ヤング賞を3度受賞しているドジャースのカーショウ投手2人の投げるカーブを同じ画面上に合成した映像を公開した。つまり、2人の投手が同じ球種のカーブを投げて捕手のミットに収まるまでのカーブの軌道を重ねて見せた映像だ。2人が左右の腕から投じたカーブ球は同じようにストライクゾーンを通って捕手のミットに収まるのだが、カーショウの投げたカーブは低い軌道でミットに届き、山本投手のカーブ球はカーショーのカーブの軌道より高い軌道を弧を描くようにして捕手のミットに収まる。つまり、この映像を合成したフリードマン氏が注目したのは山本由伸の投げるカーブはカーショーの投げるカーブよりも落差が大きいという事だ。カーショーのカーブは大きく鋭く曲がりブレーキの効いた球として定評があるが、山本投手のカーブは高い軌道から大きく落ちてくるカーブでしかもブレーキも良く効いている。親指でスピンをかけることで生まれたこのタテに大きく曲がる山本投手の魔法のカーブ、「僕にとっては空振りもとれて、カウントもとれるボールです。スピードがちょっと遅いけど、カーブという球種のなかではすごく強さがあると思います」と本人も自信を持っている。カーショーより鋭いカーブを投げる山本投手、ぜひサイヤング賞を取って欲しいものだ。