2日前のアスレチック戦、エンゼルスの大谷選手の第4打席、フルカウントからの6球目、内角高めへのボールを自信を持ってボールと思い、見逃した大谷だったが、球審はストライクの判定を下した。この判定に対して、大谷は珍しく球審に対して指を振りながら“抗議”(⬆上の写真)したが判定が覆ることはなく、大谷は苦笑いを浮かべてベンチへと下がった。初回の第1打席でも内角低めの際どいボールをストライクと判定され見逃し三振に倒れていた大谷。この時も首を振りながら、判定への“不満”を見せていた。その2日後、今季初の1試合2本のホームランを放った記者会見の場で、大谷選手は繰り返し起きているボール気味の「見逃し三振」について、自分の考えを語った。「(ボール気味の球が)何回来て、何回ストライクか分からないですけど、(審判にストライクと)何回取られても(自分は)振らないと思います。審判がストライクといえばストライクですけど、自分の目を信じていいかなと思います」と語ったのだ。審判の目ではなく「自分の目を信じる」と言い切った大谷選手、この「確信」があるからこそ、ボール気味の見逃し三振を、審判から何度となく取られても少しも動ぜずに大谷選手はホームランを量産できるのかもしれない。「自分の目を信じる」ことで、月間ホームラン数9本を記録してみせた大谷翔平選手、打率.340、自己最多9本塁打、22打点と6月の1ヶ月間を打撃好調のまま締めくくった大谷選手「試合勘、打席の感覚は徐々に良くなっていると思うので、(7月以降)もっともっと上げていけたらなと思います」とさらなる自信について語ったのだ。