ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「負けて何より」と言ってのけた大坂なおみはSuper ready。

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全仏オープンの女子シングルス3回戦で意外にもあっさり敗退してしまった大坂なおみ選手。試合後のインタビューで、自身初のグランドスラムでの第1シードという重圧によって、絶えず頭痛に悩まされていたと明かし、「負けて何より」だったと告白した。「すごく疲れている自分を感じた。前の試合(1・2回戦)でも頭が痛くて、ストレスからくるものかもしれない。重圧があったし、最高に幸せな時間ではなかった。ガックリ度10段階でいったら、多分100だった瞬間もあった」となおみ節を交えて敗戦の弁を語った。「ウツだったとは言いたくない。その言葉は強すぎるから。前にも感じたことがあるけど、今回はそんなに極端なものじゃない。確かにすごくがっかりしているけど、時間を巻き戻すことはできない。年間グランドスラムのことを考えすぎていた。本当に達成したかったけど、簡単にできるならみんながやっている。これから自分を奮い立たせて、頑張ってもう一度そこを目指さないといけない」「この大会には、これでさよなら」とサラリと言い切り、自分の力で敗戦のダメージを吹っ切って見せたのだ。彼女が口にした「負けて何より」「この大会にはこれでさよなら」というコトバの中にスーパーレディ(超人的な女性)らしい彼女のメンタルの強さが見て取れる。まだ21際の彼女は「メンタルが未熟だ」とよく言われるが、決してそうではない。21歳にして気持ちの切り替えを、これだけ簡単にできてしまうスーパーレディの彼女だからこそ、「グランドスラム完全制覇」は、そう遠くない将来にきっと「訪れる」に違いない。