全豪を制して世界ランキング1位となった大坂なおみ選手が12日、サーシャ・バイン氏とコーチの関係を解消したと突然ツイッターで明らかにした。大坂のマネジメント会社IMGの担当者によると、大坂本人の意思だという。世界1位になり、課題だったメンタルの部分では大きく成長できた。今後、将来を見据えたときに、技術的な課題であるネットプレー、第2サーブの改良などの面でコーチを変えてステップアップしたいということらしい。確かにメンタルの部分での克服の課題はバインコーチ無しでも自分の力で出来るようになったと彼女は思っているようだ。というのは、全豪オープンで優勝直後に自分のチーム全員への感謝の言葉をインスタグラムで述べた中で「まず最初にトレーナーのクリスティさんに感謝したいです。これは私達が組んで最初のグランドスラムでした。あなたがいなかったら一体どこまで出来ただろうかと、あなたがいなければ健全さを保てなかっただろうと痛感しています」「スチュアートさん、あなたはこれまでの最高のエージェントです。そして時にはセラピストみたいに私を支えてくれたことに感謝します」とチーム内の2人がメンタル面でのサポートをしてくれた事に感謝したのに、今回クビにしたサーシャ・バインコーチには「サーシャ、この2週間私と一緒に打ち合ってくれてありがとう」と何とも素っ気ないごく短い感謝の言葉のみだったからだ。つい2週間前のインスタグラム上での彼女のこの口ぶりが、今にして思えばバインコーチをクビにする予告をしていたように思われる。