ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

大坂なおみの母親はナゼ自分の子供に日本語を教えなかったのか。

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全豪オープンで2つ目のグランドスラムを制覇した大坂なおみ選手。一夜明けて日本の報道陣との記者会見を行った。記者から「(決勝の相手)クビトバ選手は左利きの選手だった。大変だったと思うけど『日本語』でどれぐらい大変で難しかったか聞かせて」と質問されると「英語で言わせていただきます」とした上で「今まで対戦したことのない選手でした。私にとって左利きの選手は難しいんですね。とても大変な試合でした」と英語で答えたのだ。日本のマスコミは大坂なおみ選手をすっかり日本人選手として見ているため「日本語」で答えるよう彼女に要求するが彼女は外国人のようなカタコトは喋れるけど自分の「心理状態」まで表現する日本語はまったく使えないのだ。何故なら、彼女の母親であり日本人の大阪環(たまき)さんが自分の子供たちに日本語を教えなかったからだ。普通の日本人母親であれば異国の地で子育てしても自分の生まれた母国語を子供にしっかり教え込むものだが環さんの場合は子供に日本語を教えたくない深い事情があったのだ。それはハイチ生まれの黒人である夫(大阪なおみの父親)と出会い、結婚したいと日本人の両親に告げた時、黒人を嫌う親から結婚を猛反対され勘当同然に日本を離れた事が彼女の心の傷となり、生まれてきた子供たちに日本語を教えようとしなかったからだ。人種差別をする母国ニッポンの「言葉」を子供に教えたくなかった母親、カタコトの日本語しか喋れなくても日本人に愛されている娘、人間の運命とは何とも不思議なものだ。