ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

パリのエスプリ。ノートルダム聖堂修復にゴーンさん多額の寄付を。

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ゴシック様式の大聖堂で850年の歴史を誇るパリ中心部の象徴的な建造物であったノートルダム大聖堂。今回の火災で、中央の尖塔部分は焼け落ちたが、数時間にわたる消火活動により2つの塔と正面部は辛うじて損壊を免れた。火災現場を訪れたマクロン大統領は、ノートルダム寺院は「われわれの生活の中心」であり、「すべてのフランス国民」のものだとし、修復に向けて「明日から」世界への寄付を呼び掛けを始めると表明。「われわれはノートルダムを再建する。それがフランス国民の望みだからだ」と述べた。このニュースが流れると早速パリ市民がSNS上に「黄色いベスト運動を収めるためにマクロンが燃やしたんじゃないの」とか「ゴーンさんから寄付してもらおう」という書き込みがあった。パリ市民のエスプリ(才気)あふれるユーモア発言に思わず苦笑したが、「修復のための寄付」でパリ市民が真っ先に思い浮かべたのがカルロス・ゴーン氏であることは我々日本人にとっては極めて痛快な話だ。なぜなら、つい3ヶ月前はゴーン氏の失脚は「日本人の日産経営陣がゴーンを裏切ったクーデター説」がパリ市民の間で囁かれていたのに、日本の検察によって次々と暴かれるゴーン氏の「強欲ぶり」が今ではすっかりパリ市民の意識に定着してしまったようなのだ。ゴーン氏は出身である仏ルノー社からも追放された今「懺悔」の気持ちで大聖堂修復のために多額の寄付をすれば、パリでも失われつつある「名誉」を回復できる絶好のチャンスになるかもしれない(笑)