ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

遂にフランスがゴーンを見放し、日産西川社長クーデター「勝利宣言」。

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昨年11月19日に羽田空港の専用機内で逮捕された元日産会長のカルロス・ゴーン氏。以来、2ヶ月以上に渡って東京拘置所に拘束されたまま、遂にフランスのルノー社の会長職を辞任させられた。これを受けて日産自動車の西川廣人社長は昨日、ルノーがカルロス・ゴーン氏の役員辞任を承認し新しい経営陣が決まったことについて、「ルノーは大変大きなパートナー、株主で、新しい経営陣が決まったことは『大きなステップ』だと思う」と事実上の日本人経営陣によるクーデター「勝利宣言」を行った。日産の取締役会はゴーン氏逮捕の直後に彼を即クビにしたのだがフランスのルノー社はゴーン氏を利用して日産をフランスの会社へと取り込もうとする戦略上、彼をなかなかクビにしないままできた。しかし、日本の検察の手によってゴーン氏の犯罪が次々に暴かれるにつれ、フランス政府もこれを無視し続けるわけにも行かずようやっとゴーン氏をクビにしたというわけだ。これで日産の経営にフランス政府が一切口出ししないというフランス政府と交わした「覚書」と、もし口出ししたらルノーの持つ日産の経営に関わる「議決権」をルノー株買い増しで無効にする、という2つの武器を持つ日産は、ルノーに対して俄然有利な立場にたった事になる。景気浮揚策として日産自動車を何とかフランス側に取り込みたいというフランス政府の抱いた野望は、西川社長以下日産の取締役会はすでに1年前から察知していた。フランス政府&ルノー社経営陣がゴーンを味方に仕掛けようとしていたこの「企み」を潰すためにニッポン経営陣が思い切って起こした今回のクーデター、西川社長の語った「大きなステップ」とはこれからの主導権は「ルノーではなく日産にあり」、という世界へ向けての「勝利宣言」だ。日本のマスコミが国民を煽るために報道している「フランス政府&ルノーの逆襲」なんて法律に照らせばゼッタイ「出来っこない」ことをあなたも知っておこう(笑)