ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

NY日本人暴行事件、快復した海野さんがその恐怖を語った。

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コロナ禍のニューヨークで起きた日本人暴行事件。被害に遭い重症を負ったNYで活躍するジャズピアニスト海野雅威(うんの・ただたか)さん⬆が、事件から2ヵ月経ち自宅で少しずつリハビリを始めた今、事件の詳細について語った。当日、「夕方7時半ごろ、自宅近くの地下鉄の駅構内で黒人の少年少女たち8人に突然言いがかりをつけられ、一方的に殴られました。夜遅い時間ではなかったので通行人もいましたが、みんな関わりたくないとでもいうように見て見ぬ振りをしていきました。なんとか逃げて地上まで上がったのですが、さらに追いかけられて暴行を受けました。殴られ続けていたときは、本当に死ぬかと思いました。物取りにお金を渡せば済むという話ではなく、彼らはただのストレス発散で私を殴っているように感じたので……。家には生まれたばかりの子供も妻もいて、こんなところで死ねないなと思ったときに、通報してくれた女性に助けられたのです。殴られている最中に、「中国に帰れ」とか「チャイニーズ」という言葉が聞こえました」と暴行事件の詳細を語った。「私が黒人に襲われたというと、「だから黒人はダメだ」と一括りにして、(BLM支持を訴えているテニスの)大坂なおみさんをバッシングする声をツイッターなどで見ました。大坂さんをよく思わない人が、私の事件を利用して自己主張をしたいだけですよね。非常に残念です。今回の事件を受けて、私への支援を募るためにクラウドファンディングを立ち上げてくれたのも、親友の黒人ミュージシャン、ジェローム・ジェニングスでした」と語り、クラウドファンディングで海野さんに寄せられた1000万円を超えるニューヨーク市民からの寄付(⬆上の写真)に、NYの人々の「心の温かさ」を感じ、深く感謝しているという。