最近、世界中の動画サイトで話題になった日本の小学生の映像。⬆上の静止画でもわかるように信号の無い横断歩道を渡りきった小さな女の子が左を向き、次に右を向いて上下線のドライバーに頭を2度深々と下げてお礼のお辞儀をしている様子だ。動画サイトでこれを見た世界中の人々からの感動の書き込みが溢れかえったのだ。フランス人「日本人はフランス人よりはるかに礼儀正しい。日本に行ったときに強く感じた」スェーデン「可愛すぎて悶え死ぬ寸前になっている」オーストラリア人「驚異的で感動的な光景だ。I Love Japan!」アメリカ人「これを見て日本人を愛せないなんて不可能でしょう」マレーシア人「日本またの名をThe Best!」台湾人「この映像を見たとき感動で涙があふれてきた」国籍不明人「これが日本の凄さだよ」etc。さて、日本人がこの同じ映像を見たらどう思うだろうか。ごく当たり前の風景として看過してしまう人がほとんどではないだろうか。しかしこの世界中が反応した動画から読み解ける事は世界の中で日本人はバカが付くほど「正直」な人間だということだろう。正直に技術を革新し、それがアメリカのアップルや韓国のサムスンのスマホの部品のほとんどに利用されてしまっている事などが良い例だ。バカ真面目に築いてきた経済大国の足元が、バカ正直さゆえにゆらいでしまっている現在の日本。横断歩道で挨拶する礼儀正しい女の子を「世界に誇れる行為」だとお行儀よく眺めているだけでは明るい日本の未来はやってこないに違いない。