ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「自虐ネタ」に日本人を使って笑いを取るスタンダップコメディ。

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アメリカの人気コメディアン、ジム・ガフィガン氏⬆が、スタンドアップコメディで使った日本人に関するネタをまとめた動画をコロナで自宅待機中の人たちに向けてYoutubeで公開している。自虐ネタを得意とするジム氏だが、日本人と米国人とを比べての自虐ネタが秀逸だ。例えば日米の公衆トイレを比較して「日本人は人として優れてる。日本の公衆トイレに入ったときは、より綺麗になって出てくる。アメリカの公衆トイレに入ったときはPTSD(心的外傷後ストレス)になって出てくる」。日本古来のスポーツ相撲については「アメリカじゃデブのほうが偉いけど、日本ではデブを戦わせてエンターテイメントにしてる。日本のデブはそれで納得してる」。日本人とアメリカ人のマナーについては「日本人は静かで礼儀正しい。うちの子とは真逆だ。日本でうちの子供が騒ぐから、カナダから来ましたって偽った」。日本人の清潔習慣について「日本人はすごくキレイ好きだけど、白人に触らずに済むように出来てるように感じた。クレジットカードもトレーに入れてくれって言うし。タクシーでもドアに小汚い手で触るなって自動で開くし、握手された時に備えて手袋までしてる。用心深い」。アメリカ人は、こうした「自虐ネタ」をなぜ大笑いするのか?アメリカ版M-1グランプリのNBC『ラストコミックスタンディング』で準決勝に進出した経験がありNYのコメディクラブを中心に活躍する唯一の日本人スタンダップコメディアンRIO(小池良介)さんによれば、「アメリカのコメディは強者の証であり、強いやつが余裕を見せる笑い、世界のトップにいるという自負があるから、米国人はいじめられたいのよ。だから、(自虐ネタで)ガンガンいじめてほしいわけ」なんだそう。アメリカ人の笑いのツボは日本人とは違うところにあるようだ。