ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

アカデミー受賞俳優、「アジア人差別」はオーバー過ぎる。

第96回アカデミー賞で「助演男優賞」に輝いたロバート・ダウニー・Jrが、昨年同賞を受賞し、今回のプレゼンテーターを務めた中国系アメリカ人俳優キー・ホイ・クァンと目を合わせることもなくオスカー像を受け取ったことで「アジア人差別」をしたと批判されている。その場面、名前を呼ばれたロバートは、ステージに上がると両手を広げて「信じられない」という仕草を見せ、クァンから差し出されたオスカー像をそっけなく受け取り、クァンが受賞の知らせが入った封筒を手渡そうとしたがこれも無視、ロバートはそのまま横にいた白人俳優の元に歩み寄って握手を交わした、というのが一部始終だ。この場面、果たしてロバートには「アジア人差別」の明確な意図があったのだろうか。彼は3度目のノミネートでようやく初受賞したことで気が動転し、オスカー像を一刻も早く受け取りたかっただけなのではないだろうか。直後の受賞スピーチでロバートは、「私のひどい子ども時代とアカデミーに感謝します」と言い、映画監督だった父親の影響で8歳の頃から抱えていた薬物依存を克服した過去に言及「うなり声をあげる保護ペットを見つけて、生き返らせてくれた。だから私はここにいる」と妻スーザンに感謝の言葉を贈った。億万長者でありながら、引き取った2匹の捨て猫を溺愛し携帯には愛猫の写真を大量に収めているロバート、彼にアジア人差別の意図がなかった証拠に、オスカー受賞後の舞台裏で、クァンと目線を合わせてがっちり握手する姿(⬆上左)がキャッチされ、2人が抱擁する写真(⬆上右)まで残されている。