ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「ボンドを殺したい」007初代ボンド役ショーン・コネリーの死。

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世界的人気映画「007」シリーズの初代ジェームズ・ボンド役で知られた英俳優ショーン・コネリーさんが90歳で死去した。映画「007」5作目は日本が舞台の「007は2度死ぬ」⬆で、ショーン・コネリーは日本でも人気俳優となった。彼にとってボンド役は俳優としての出世作ではあったが、ボンド役のイメージが強すぎて、その後は何を演じても『ボンドっぽい』と映画ファンから揶揄されることでボンド役を毛嫌いするようになり、心底イヤがるあまり一時期『ボンドを殺したい』とまで発言していたほどだ。結局、『007』シリーズをコネリーは6作品目の「ダイヤモンドは永遠に」を最後に降板したが、降板を決めたのは、日本が舞台の『007は二度死ぬ』で、来日したときにトイレまで記者たちに追いかけまわされ、写真を撮られ『そのときボンドを降りる決心をしたんだ』と、友人で3代目ボンド役のロジャー・ムーアにコネリー本人が明かしている。コネリーはその後、様々なジャンルの映画に出演、ヒッチコック作品の『マーニー』やオードリー・ヘップバーンと共演した『ロビンとマリアン』など多くの作品に出演、1987年には『アンタッチャブル』で主人公を助ける警官役の演技が称賛され、アカデミー助演男優賞ゴールデングローブ賞 助演男優賞を受賞した。ボンド役でスターダムを獲得したショーン・コネリーが、ボンド役を辞めようと決心した場所が日本、我が国で死んだことになるボンド役に何か因縁めいたものを感じさせられる、ショーン・コネリー氏のご冥福を祈りたい。