ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「絞首刑は一気に死ねないからイヤだ」犯人の無知すぎる誤解。

長野県中野市で4人が猟銃や刃物で殺害された事件。4人を襲ったあと、母親と叔母がいる自宅に立てこもった青木政憲容疑者(31)⬆に対し、母親は自宅内で、父親は携帯電話でそれぞれ自首するよう説得にあたった。ところが、青木政憲容疑者は、4人を殺害したことで自分が「死刑になる」と想定し「絞首刑は一気に死ねないからイヤだ」と自首するのを拒んだという。自宅に立てこもった午後8時前後には現場で2発の発砲音が相次いだ。いずれも容疑者が猟銃で自らを撃とうとしたものの失敗した発砲音だった。結局、青木容疑者は立てこもってから半日ほどたった早朝午前4時半過ぎ、警察に投降して身柄を確保された。青木容疑者が両親に言った「絞首刑は一気に死ねないから(自首するのは)いやだ」というのは本当だろうか?日本が「死刑」に採用している「絞首刑」は、比較的安楽に死をもたらす死刑の執行方法であると考えられており、1952年に、東京大学名誉教授で医学博士の古畑種基は、ある事件の鑑定書において、絞首刑によって受刑者は一瞬で意識を失うと、解説している。オーストリア法医学会会長のヴァルテル・ラブル博士は、「絞首刑」によって受刑者の意識が失われるのは、執行開始後最低でも5秒から8秒と分析している。日本の裁判所は、これらの研究成果を支持しており、絞首刑の執行が、薬殺刑などに比べて残虐というに当たらない、と結論づけている。何の罪もない4人を無慈悲に殺害した青木政憲容疑者、安心して「絞首刑」に臨んでくださいね。