世界中で驚異的な人気の伸びを見せている日本の漫画。特にアメリカでは、毎月発表のコミック全体のランキングで、トップ20のほとんどを日本漫画が占めている現状に、アメリカのSNS上で、若者たちが日本のマンガがなぜこれほど強いのかを分析している。「自分が最終的にアメコミからマンガに移行したのは、マンガの方がストーリーに多様性があるから。アメコミはスーパーヒーロー物ばかりなんだもん」「卓越したストーリー、購入しやすい価格、政治的な主張のなさ、作者がSNSでファンに対して失礼な態度を取らない……。マンガが人気の理由は色々あるはずだけど、いつだって案外、シンプルな事なんじゃないかな」「アメコミを買って読むのは主に大人。彼らはコミックとともに成長してきたから。でも今の子供たちはマンガを読んで、日本アニメを観て育ってる」「ONE PIECEは世界で史上3番目に売れたコミックになった。「スパイダーマン」を抜き去ったから。一番売れてた頃の勢いが続けば、10年以内に「バットマン」を超える事だって可能だ。これって実際とんでもない事だよ。「鬼滅の刃」なんて1年で8000万部売れた」「アメコミは抜本的な変化が必要。このままでは日本の作品には勝てないと思う。読む層があまりにも限られてるんだよ」「単純にマンガのキャラの方がクールに見えるもん。見た目がカラフルでエッジが効いてる、子供や10代の若者たちの目には、映画やドラマで見るリアルな俳優よりも、マンガのキャラクターの方が魅力的に映るんだよ。実写化が上手くいかない理由もそこにある」。日本漫画が持つストーリーの多様性がアメリカの子供や若者たちを魅了しているようだ。