アニメなどのキャラクターを車体にラッピングしたり、塗装を行うなどして装飾したクルマの日本での俗称である「痛車」。「見ていて痛々しい」という若者たちの自虐が込められたネーミングだが、この「痛車」がそのまま英語で「ITASHA」になって米国の若者たちの間にもブーム化しつつある⬆と、米国のネットメディア「Chron」が特集記事で配信している。記事によれば、かつて日本のANIMEはマニアックなものだと思われていたが、最近ではアメリカ国内で主流の文化になっていることにも言及、「ITASYA」が、アメリカ国内でもポピュラーなものになっていくだろうと予測している。この記事に対するアメリカの若者達の反応、「これは古いニュースだな。俺たちは15年くらい前からイタシャに乗ってるよ」 「wow……世の中には……クールな人間がいるもんだ!そういえば大学の駐車場にも停まってるの見たわ」「全米的な現象なのかどうかは分からないけど、自分が高校生だった頃に車にあんなことをしたり、アニメが好きだって認めてたら、周囲から距離を置かれていたかもしれない。だけど「進撃の巨人」や「鬼滅の刃」、そしてロックダウンが状況を一変させた」「オフィシャル(公式)に、日本がソフトパワーで世界を支配しつつあるな。そしてその状況が俺は大好きだ」。アメリカのモータリゼーション(クルマ社会)の世界まで征服しつつある日本のアニメ文化、恐るべきパワーと言えるだろう。