ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

昭和が消える!コタツがある家、10軒の内わずか3軒。

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引越し比較・予約サイト「引越し侍」の利用者に実施した「都道府県別こたつ保有率ランキング」の調査結果が興味深い。同サイトを利用して、実際に引越しをした人を対象にインターネットアンケートを実施。回答者の中から、無作為に5,000サンプルを抽出した結果をまとめたものだ。それによると、こたつ保有率の全国平均は24.27%、つまり10世帯のうちコタツを保有している世帯は、3世帯にも満たないという意外過ぎる結果だった。約42%の保有率で1位となったのは福島県、家族世帯で48.57%の保有率と、約2世帯に1世帯が保有していることがわかった。逆に47位の最下位は日本の最南端に近い沖縄県、コタツの保有率は家族世帯でたったの12%、10世帯に1世帯だけが保有している状況だ。最下位から2番目の46位には北の国北海道がランクイン、コタツ保有率は平均で13.87%と低かった。やはり寒冷地では、こたつよりも室内全体を温める暖房器具が主流のようだ。「四角でも こたつは野暮な ものでなし」江戸時代の川柳にも歌われた冬にはコタツのある暮らし⬆。昔の日本家屋は、風通しを良くし湿度がこもらないように作られていたため、夏場は快適でも冬場はどうしても室内が温まりにくいことから、こたつは冬の生活必需品だった。しかし、暖房器具の進化としっかり断熱した部屋のおかげで、部屋全体が温まる令和の今、コタツ文化は忘れ去られてゆく運命にあるようだ。