暗号資産(仮想通貨)のビットコインが最高値を更新し500万円を突破し、時価総額が1兆ドル(日本円で105兆円)を突破した。価格高騰によってその資産価値もどんどん高まっているが、ウェブサイトFore sightが、公になっている分をカウントしたビットコイン保有数のランキングを発表した。それによると、世界でいま、もっとも多くのビットコインを所有しているのは、ビットコインの生みの親で、正体が謎だらけの日本人「サトシ・ナカモト」氏⬆である。一説には110万ビットコインをもっているという。その時価総額は、567億ドル(5兆円)にも達するとされている。第2位はビットコイン投資ファンドである「グレイスケール・ビットコイン・トラスト」で64万8467ビットコインを所有。3位は中国政府。2020年11月、2019年9月に発覚したネズミ講詐欺事件で押収された19万4775ビットコインを保有している。4~6位までは民間企業が占めているが、7位にまた国が入っている。アメリカ政府だ。こちらも中国と同じで、押収した7万124ビットコインを保有している。そし今回のビットコインの値上がりの引き金となった「テスラ」社の1570億ドルの投資購入が11位にランクインした。ニューズウィークの報道によれば、ビットコインの発明者サトシ・ナカモト氏は大分県別府市生まれのれっきとした日本人、留学したカリフォルニア州立科学技術大学を卒業後、米国でIT技術者として働きながら自らが発明した仮想通貨で5兆円の資産家になった話は、文字通りのアメリカンドリーム体現者と言えるだろう。