ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「日本人は世界で一番人助けしない」、イギリスのデタラメ調査。

イギリスの慈善団体「Charities Aid Foundation」(CAF)が発表している「世界人助け指数ランキング」というものがある。このランキング調査は、過去1ヶ月間に①自分の知らない人の手助けをしたか?②慈善団体などにお金を寄付したか?③団体などに対して時間をかけて協力したか?という③つの質問に回答したものを数値化してランキングにするという単純な調査方法によるものだ。2020年の調査で、トップ10にランクされたのは、1位インドネシア、2位ケニア、3位ナイジェリア、4位ミャンマー、5位オーストラリア、6位ガーナ、7位ニュージーランド、8位ウガンダ、9位コソボ、10位タイだった。この調査で、日本はなんと114ヵ国中最下位の114位だった。日本がこの調査で最下位だった原因は、これら3つの質問が、「過去1ヶ月の間で」という期間限定の質問だったことが一番大きな理由と思われる。我が国では、大規模地震や洪水など自然災害が起きた時に積極的に寄付したりボランティアする人が多いが、外国のように普段からあちこちにこまめに寄付を行うという習慣はないからだ。助け合いで社会が成り立っている国々と災害が起きた時に寄付やボランティアをする日本を比較して「人助けしない日本人」と決めつけられるのは、心外だと思いませんか?