ジブリの長編アニメはこれまで22本制作されているが、そのほとんどの作品で女性がメインキャラクターを務め、主に精神的に強い存在として描かれてきている⬆。この点について海外の若者達がSNSで語っている内容が興味深い。アメリカ人「私は「ハウルの動く城」が好き。作中でのソフィーの成長は凄く勇気をもらえる」チリ人「「プリンセス」を無力な存在として描いてないよね。そしてロマンチックな要素を絡ませない。個人的にはチヒロの幻想世界での成長が好きだけど、それでも最高の主人公はモノノケかな」チェコ人「私はアリエッティと「コクリコ坂から」の少女。彼女たちは史上最強の少女だと思ってる!彼女たちの精神的な強さは本当に凄い!」アメリカ人「ロマンスに重点を置いてない点が好き。時にカップルとなって終わる事もあれば、お互いをサポートする単なる友達で終わる事もある。「主人公の女性は男性と恋に落ちなければならない」という暗黙のルールに従う事はしない」カナダ人「私は娘と一緒にジブリ作品を観るのが大好き。娘には沢山の素晴らしい女性のロールモデル(お手本)を見て欲しい。成長する過程で困難はどうしても起きるけど、それを乗り越えて自分自身を見つける方法は、必ず存在するということを知って欲しいの」アメリカ人「欧米の映画界も日本の作品から学ぼう。強い女性は何も、筋肉隆々ではなくて良いという事を。精神的に強く、現実の範囲内で肉体的な強さがあり、立派な振る舞いによって敬意を勝ち取り、時には助けを求め、親切で愛情深い。そんな女性をジブリは描き続けてるんだ」。どうやら日本は、ジブリ作品を通して世界の中でフェミニズム(女性開放)の先進国になれたようだ(笑)