ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

大谷翔平メジャー1年目にブレイクできたのはイチローの助言。

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今やメジャーを代表する選手に成長した大谷翔平。しかし、4年前のメジャーデビュー前のオープン戦での成績は実に悲惨なものだった。打率.125、防御率27.00という数字で、米国メディアからは2刀流懐疑論が巻き起こるほどだった。ところがシーズンが開幕してから1ヶ月足らずの4月20日時点で4度のマルチ安打を記録し、打者として打率.342、3本塁打、11打点をマーク。投手としては、3試合先発で2勝1敗、防御率3.60、15イニングで19奪三振という驚異的な変化を見せたのだ。「何が彼を変えさせたのか」とMLBファンは驚いたが、シーズン終了後の11月、NHKのインタビューで大谷本人がその時の劇的な変化の理由について語っている。オープン戦でのあまりの成績不審に大谷選手は誰かに相談したいと思った。「人に相談するのが好きじゃない。普段、コーチのところに行って話したりしない。ましてイチローさんに話を聞くなんてあってはならない。僕ぐらいの選手が、いいのかな」と戸惑いつつ、イチローに思い切って連絡を取った。すると「ビデオ電話でバットを持ちながらやろうか」とイチローに提案されたが、「お願いしておいてビデオ電話はない。自分で行くべきだなと思い、バット1本を持って家にお邪魔した」という。イチローからは「技術的な話もしたけど、自分の才能というかやってきたこととか、自分の持っているポテンシャルとかそういうのをもっと信じた方がいいよ」と助言されたという。それは「自分がほしかった言葉。それがシーズン開幕で自分を取り戻すきっかけになった」と語る大谷選手。「自分を信じよ」というイチローの助言で「自分を取り戻した」大谷選手、何とも素晴らしい2人のエピソードだと思いませんか。