4月7日の大リーグ公式サイトが、4月2日の大谷翔平選手の個人成績を5打数1安打から5打数2安打に訂正、6日までの打率250も訂正され大谷選手の今シーズン打率が一気に300(20打数6安打)にまで跳ね上がった。訂正された記録というのは2日のホワイトソックス戦の一回の打席で放った初速174キロの強烈な打球が右翼線を破り⬆、大谷が三塁打を打ったかに思われたが、公式記録員は一塁手のエラーと判定。試合後、マドン監督が「トリプル(三塁打)なのは間違いない。(判定に対して)われわれは意見書を提出しなくてはいけない」と異議を唱えていた。日本では試合中に記録が訂正されることは稀にあるが、MLBでは試合から数日後ときには数ヵ月後に公式記録が訂正されることは珍しくないことだという。過去には、イチロー選手の安打を野手のエラーに訂正すると発表したり、ダルビッシュ有投手がパーフェクトピッチングを見せた試合でも、7回2アウトの場面でヒット性の打球を右翼手と二塁手が譲り合ってエラーしたものを後日ヒットに訂正している。試合後、何日かたって公式記録が変更される背景には、メジャーリーグ独特の「公式記録判定委員会」があるためだ。公式記録員の判定が不服だと訴えれば5人のメンバーによる「判定委員会」で再審査され公式記録が間違いとなれば日数が経過しても訂正されるという仕組みなのだ。今シーズン投・打に絶好調の大谷選手、「公式記録判定委員会」までもが彼に味方してくれるようだ(笑)