⬆上の写真は、大谷翔平が5日前のマーリンズ戦のベンチ内で、バットを寝かせ“心臓マッサージ”を一生懸命していたシーン。今シーズン自己ワーストの開幕7戦、30打席ノーアーチというスランプの渦中に大谷が見せたおどけたパフォーマンスだった。米放送局「FOXスポーツ」のMLB公式ツイッターは、このバットへのマッサージ動画を公開、動画とともに「自分のバットに心肺蘇生を施して以来のオオタニ。打率.333、3本塁打、6打点」と言葉を添えてツィートした。バットに心臓マッサージした後の4試合で18打数6安打と蘇った二刀流にMLBファンも「CPR(心肺蘇生法)が効いている」「効果あったじゃないか!」「彼の心肺蘇生法は目覚ましい効き目があった」「爆笑だ」と反応した。そして今日、2試合連続本塁打を打って開幕から9試合で3HRとなり、昨年とほぼ同じペースでホームランを放っている計算だ。バットへの心臓マッサージ以降一気にHRの量産体制に入った感のある大谷選手、好調な打撃について聞かれると「元々そこまで悪くはありませんでした」とさらりと言い放ったという。開幕から30打席ノーアーチにイライラしていたのは、どうやら日本のマスコミやファンだけだったようだ。打てない間でもバットに心臓マッサージというおどけたパフォーマンスを余裕で見せた大谷翔平、日米を通じてスター選手たる由縁であろう。