ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

身長で20cmも低い吉田正尚、大谷翔平を「打撃」で超えた。

メジャーリーグ選手の平均身長187cmより14cm低く、大谷翔平選手193cmより20cmも身長が低い173cmと小柄なレッドソックス吉田正尚選手⬆が、ブルージェイズ戦に「6番・DH」でスタメン出場し、今季5号ソロを含む3打数2安打2打点と活躍、チームの4連勝に大きく貢献した。4回の第2打席には、NPB時代にほとんど打てなかったブルージェイズ・菊池雄星投手との日本人対決で、速球を完璧に弾き返して、右中間席へ120メートル弾を放り込んだ。現地の中継カメラに、吉田選手の背番号7が大映しになると、身長173センチとは思えないたくましい背中がアップになった。そこに映ったのはユニフォーム越しでもわかる鍛えられた盛り上がる背筋。カメラが捉えたその背中は、実に大きく見えた。この日の成績で打率2割9分8厘19打点となり、現時点で、打率2割9分4厘18打点のエンゼルス大谷翔平選手を超えたのだ。身長173cmと小柄な吉田選手は、メジャーのストライクゾーンは外角が広くリーチがないと対応しきれないため、活躍することは無理だろうと見られていた。米国のスポーツ紙は「吉田の5フィート8インチという身長は非常に小柄で、パンチ力のあるスイングをするが、内野に向かってトスバッティング(軽打)をしている感じになるだろう」とまで酷評していた。ところがどうだろう、フタを開けてみれば12試合連続安打をマークし、この間に放った20安打はメジャーの今シーズン最多記録となる活躍ぶり、小柄でありながら鍛え上げた筋肉から生まれる「パンチ力」、吉田正尚のこれからの活躍に目を離せない。