ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

日本マンガのように面白くしたい、イタリア漫画家が若者に助けて!

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日本の漫画作品の人気の高まりは、アメリカやEUだけでなく世界的に広がっている。そんな中、イタリアの人気コミック作家、ロベルト・レッチオーニ氏⬆がSNSで、日本マンガ愛読者のイタリアの若者達に助けを求めている。「ここ数年、イタリアのコミック市場は日本の漫画に支配されてきました。私はそのような状況に混乱しながらも、私自身も日本の漫画の熱心なファンである事を認めざるを得ません。最も重要なのは、日本の漫画は、若者の心に到達する能力があるという事なのです。読者の皆さん、イタリア、フランス、アメリカのコミックが、日本の漫画のように面白くなるために出来る事はあるでしょうか」と問いかけたのだ。これに対するイタリアの若者達の反応。「日本のマンガの強みはやっぱりストーリーだよ。そして同じ雑誌の中に色々なジャンルが詰め込まれてる。それから日本の作品はキャラクターが現状を打破して、成長を遂げていくという壮大な長編冒険譚が多いんだ。だから単調ではないし、さらにコメディシーンもある。日常生活や恋愛、個人の問題も描写されてるから、共感しやすい部分も多いんだよね」「日本人は1から物語を構築することに長けてるんだ。どうして俺たちは自分たちの歴史から何かを得ようとしないんだろう。インスピレーションを与えてくれる伝説とかは、この国にも日本と同じくらい多くあるはずなのに」「日本のマンガ業界の隆盛は、多様な広がりがある事も影響してると思う。例えばフィギュア化やアニメ化が行われるように。今の欧州のコミック業界にそういうのはないからね」。イタリアの若者たちの意見はレッチオーニ氏にとって果たして参考になったのだろうか(笑)