W杯グループリーグでグループHで2位に並んだ日本とセネガル。どちらも1勝1敗1引き分けだったのにフェアプレーポイント(警告数)の差で日本が決勝トーナメントへの進出を果たすことが出来た。英国データ分析会社「Opta Sports」によると今大会のグループリーグでファウル数が最も少なかった国が日本で28、最も多かったのが韓国の63だという。そしてファウル数の少ない国ほど決勝トーナメントに出場し、多い国ほど決勝トーナメント敗退が決まっているという。日本はポーランドに負けてもファウル数の少なさでセネガルより優位に立ち決勝T進出が決まるため試合の最後10分間はボールを回すだけで試合終了のホイッスルが鳴るのをひたすら待った。この日本が取った戦略に猛烈に噛み付いたのが韓国のマスコミだった。「フェアプレーの精神に悖る行為」だと批判の言葉を並べたが韓国チームはすでに決勝Tに進出できず、ファウル数でも大会一だったことはすっかり忘れての猛抗議だったのである(笑)一方でサッカーの本場スペインの「Marca」紙は、これとは逆に「コロンビアとセネガルの試合状況を把握した上で日本はリスクを冒さずにボールを回すことを選んだ」と西野監督の戦略を称賛している。ちなみにスペインも日本についでファウル数が少なかったフェアプレーの国であり決勝Tに進出を決めている。「時間稼ぎで勝ち取った決勝T進出」ではなくファウル数が少ないために決まった決勝進出だった事を理解できない他国の批判などまったく気にせず、持ち前のフェアプレイ精神を発揮して日本チームが初のW杯ベスト8入りを果たす事を祈ろうではないか。