ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

サッカー日韓戦、「勝ち方」を教えてくれたU-21鈴木唯人

サッカーの日韓戦の歴史は長い、最初に戦った1954年から昨年2021年までの67年間で80試合を戦い、戦績は日本の15勝、韓国の42勝、23引き分けと韓国が圧倒的な強さを見せてきた。技術面で遜色が無くても精神面でつねに日本が韓国に圧倒されてきたからだ。2013年8月の東アジアカップ(現E-1選手権)では、韓国ファンが「歴史を忘れた民族に未来はない」という横断幕を掲げ、2012年のロンドン五輪男子サッカー3位決定戦では「竹島プラカード事件」が起きた。また2017年にはアジアチャンピオンズリーグの浦和レッズー済州ユナイテッド戦で大逆転負けを喫した済州の選手が埼玉スタジアムで大暴れするという事件もあった。韓国選手には「何が何でも日本に勝つ」という精神面での強さが日韓サッカーの過去の勝敗数の差に現れていると思われる。そして迎えた2022年6月12日U―23アジア杯準々決勝での日本対韓国戦、日本はFW鈴木唯(20)⬆が全得点に絡む活躍で3―0と韓国に圧倒的な勝利を収めた。全得点に絡んだ鈴木唯は「韓国相手で相当モチベーションは高かった。何が何でも勝利しようと強い気持ちで臨んだ。全得点に絡めて良かった」と誇らしく語った。「韓国に何が何でも勝利しよう」という鈴木唯選手の強い気持ちは、過去の日韓戦で「何が何でも日本に勝とう」と強い気持ちで試合に臨んできた韓国のサッカー選手達にそっくりだ。韓国サッカーに勝つためには「何が何でも勝つという強い気持ち」が必要なんだと20歳の鈴木唯選手が教えてくれたように思われる。