ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

Apple追放➡復帰、スティーブ・ジョブスは、自分を変えた。

Appleの創業者であるスティーブ・ジョブスは、その強い個性と何事にも完璧主義者だった性格が災いして、製品開発者や経営陣と対立した挙げ句、1985年に自分が創ったAppleを追放されてしまった。しかし、追放から11年後の1996年、業績不振に陥ったAppleの要請で再び代表に復帰、製品開発において画期的なアイデアを提案し、iMacやiPod、iPhoneなどの製品で次々と成功を収めてアップルの地位業績を回復させることに成功したのは誰でもが知っている話だ。では、気分屋で、他人への要求が厳しく、すぐ怒りを爆発させるワンマンタイプの人間としてアップルを追放されたジョブスが、人間としてどう変わって成功を収めたのだろうか。アップル追放後、アニメーションスタジオ「ピクサー」をジョブスと共同で立ち上げたコンピュータ科学者エドウィン・キャットマルが、11年間共に働いた経験からジョブスが大きく変わったのは他人に対する「共感」を身につけたことだ、と語っている。キャットマルの証言「ジョブズは周囲の人々に対する見方を変えました。彼は依然として完璧主義者でしたが、自分の期待に応えられなかった人々への対応が変わったのです。 何よりも重要なのは、ジョブズは、身に付けた「共感力」で顧客の立場に立つことができたということです。 彼は「共感力」のお陰で、製品をどう使い・楽しむかによって顧客の意思決定が左右されることを理解できるようになったのです。 その結果、Appleは地球上でもっとも価値のある企業になれたのです」。