ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

イグ・ノーベル賞18年連続、なぜ日本人受賞者がこんなに。

独創的でユーモラスな研究を表彰する「イグ・ノーベル賞」の2024年度の受賞者が発表され、哺乳類が肛門を通じて呼吸できることを発見した東京医科歯科大学の武部貴則教授らのグループが「生理学賞」を受賞した⬆。Ig Nobel 賞とは、ノーベル賞の否定を表す接頭語Igを加え、英語の形容詞 ignoble 「恥ずべき、不名誉な、不誠実な」にかけた造語で、「人々を笑わせ考えさせる研究に与えられる賞のことだ。日本はイグ・ノーベル賞を2007年から18年連続で受賞者を輩出している。その理由について、この賞の創設者マーク・エイブラハムズ氏は、「日本人研究者は、好奇心が旺盛で一心不乱に研究に取り組む集中力があるからだ」と語り、18年連続の受賞については「日本は突出して多くの受賞者を出していますが、それは日本では、本当に風変わりなアイデアを思いついた人を排除することなく大切にして、自分たちの中の1人として受け入れてきた結果です。そうした小さなことの積み重ねがあって、日本は、いまや誰もが使っているさまざまな技術の開発に大きな成功を収めてきたのです」と評価した。日本人の持つ「発想力の豊かさ」が、ノーベル賞でもイグ・ノーベル賞いずれでも高く評価されている事実は、日本人として実に誇らしい事に思われる。