ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

井上尚弥から逃げ回って1億円をゲットしたバトラー。

プロボクシングの世界バンタム級4団体王座統一戦が13日、東京・有明アリーナで行われた。WBA、WBC、IBF3団体世界王者井上尚弥が、WBO世界同級王者ポール・バトラーに11回1分9秒、TKO勝ちして、日本人初、ボクシング史上9人目の4団体統一王者となった。試合は、井上選手の強打を怖れたバトラーが両手のガードを高く挙げて足を使ってKOされないように逃げ回るという実に退屈な試合展開だった。しかし、11回井上選手の強烈な左ボディに思わずダウンしたバトラーは立ち上がれずTKOとなった。試合開始から戦闘意欲のない防戦一方だったバトラー。なぜ、彼はほとんど勝ち目のない井上選手との戦いを承諾したのだろうか。今回の4団体統一戦のファイトマネーは井上選手が3億円以上、バトラー選手にも1億円以上が転がり込むマッチメイクだった。バトラー選手は毎試合で億単位で稼ぐ井上選手と違って僅かなファイトマネーでしか戦ったことがない選手だった。過去、カシメロとのWBO世界バンタム級王座の指名試合で 約340万円の 25% をファイトマネーで得るという契約だったように、億単位でのファイトマネーは夢のまた夢の世界だったのだ。今回の試合の契約の席で、バトラー選手は「この試合を受けない理由はなかった。バンタム級で一番大きなチャレンジとなる戦いになると思っている」と語っていたが、バトラーが語った一番大きなチャレンジとは、防戦一方に徹した戦い方で1億円をゲットすることだったと思われる(笑)