MLB歴代1位記録となる通算762本塁打、歴代1位のシーズン73本塁打、長打率.863など、そのキャリアを通じて数々の記録を残し、MLB史上最も偉大なホームランキングとして知られるバリーボンズ氏⬆。その彼が、2022年シーズンで大谷翔平選手がホームランを50本以上打つだろうと予測した。「大谷のスイングはビューティフルです。ホームランを打つにはヘッドスピードとタイミングとボールとのコンタクトポイントが重要ですが、大谷はインパクトの瞬間、最も大きな力がボールに伝わるように打っています。私の場合は筋肉に裏打ちされたパワーで打っていましたが、大谷は力が足りない部分を技術でカバーしている。素晴らしい」「まだまだ大谷の本塁打数は伸びます。タイトルを取るためにはコンスタントにホームランを打たなければなりません。しかし昨シーズンは何度かボール球に手を出す場面があった。特に調子が上がらない時に、焦りからか無駄なスイングが多かった。私がアドバイスをするとすれば『ボール球に惑わされない心の余裕を作れ』ということです。メンタル面を安定させるコツはルーティーンを作ることです。 決められた動作を行うことで、『自分はできる』と確信を持てる。おそらく大谷も平常心を保つための自分のルールは決めていると思います。それを打席の前のルーティーンにすれば、50本以上ホームランを打てる可能性はあります」。技術よりもメンタルが大切と説くバリー・ボンズ氏。今シーズンの大谷翔平は、メンタルでもさらなる進化を見せてくれるに違いない。