ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

トヨタより金持ちになったイーロン・マスクは、わらしべ長者。

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米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスクCEO⬆が米アマゾンのジェフ・ベゾスCEOを抜き、世界一の富豪となった。テスラ株の上昇を受け、主要株主であるマスク氏の推定保有資産額は、日本のトップ企業トヨタ自動車の時価総額2893億ドルを上回る3152億ドル(約35兆9279億円)となり、アメリカンドリームを体現した一人になった。南アフリカで生まれ育った彼がなぜ世界一の富豪にまで登りつめられたのか、わかりやすく言えば、マスク氏は現代版わらしべ長者なのだ。南アフリカで生まれ育った彼は、17歳で黒人を抑圧する兵役に就くことを嫌いカナダへと移住、カナダの大学を卒業後、米国へ移住し24歳(1995年)で、弟のキンバルとオンラインコンテンツ出版ソフトを提供するZip2社を起業する。この会社はのちにコンパック社のAltaVista部門に3億7百万ドルで買収され、マスクは2,200万ドル(約25億円)を手にしたのだ。さらに28歳(1999年)の年には、オンライン金融サービスと電子メールによる支払いサービスを行うX.com社の共同設立者となり、これが2001年にPayPal社となる。同社は2002年にeBayに買収され、31歳のマスクは1億8000万ドル(約200億円)を手にし、同じ年に3つ目の会社として、宇宙輸送を可能にするロケットを製造開発するスペースX社を起業、CEOならびにCTOに就任している。さらに、33歳(2004年)で、電気自動車ベンチャーであるテスラ・モーターズ社に出資、同社の資金調達ラウンドを主導して自身は会長に就任、テスラの株主によって2018年に承認された賃金体系のもとで、マスクは給料も報奨金も受け取らない代わりに、会社が一定の利益を上げたり株価が一定の値に達したりしたときに何十億ドルもの価値を持つストックオプション(自社株購入権)を受け取れる仕組みによって、その17年後、イーロン・マスク氏は、ついに世界一のわらしべ長者になれたというわけだ。