ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「南極でコロナ感染」が、ワクチンを疑う人に教えてくれたこと。

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コロナワクチンの接種がいよいよ世界の国々で始まった。日本では医療関係者用のサイト「ケアネット」が、ワクチン接種に関して医師1000人にアンケートを実施した。アンケートでは「ワクチンが日本で接種可能になった場合、接種したいと思うか」の問いに医師全体の38.8%(398人)が「接種したくない」と回答した。ワクチンの接種を希望しない理由として最も多かったのは「安全性などのエビデンス(根拠)不足」だったという。そんな中、南極大陸で初めて新型コロナウイルス感染が確認された。チリ軍が、今週、南極の基地で少なくとも36人が新型コロナに感染したと明らかにした。南極はこれまでコロナ禍の影響を免れていたが、これによってコロナウイルスは世界7大陸全てに及んだことになる。チリ軍によると、初の感染は兵士2人で南極に向けチリを出発した際の船の搭乗者全員はPCR検査を受けており全員が陰性だったとか。 地球上で最も遠隔地にある南極の観測所や軍事基地では、これまでコロナウイルスを持ち込まないよう観測活動の規模縮小などあらゆる対策が講じられてきた。南極大陸プログラム管理評議会の事務局長ミシェル・フィネモア氏によれば、南極大陸への旅行者のすべては、通常、出発前に母国でPCR検査を実施し、その後、南極への最終ゲートウェイ国 (チリ)で少なくとも2週間隔離されてから、南極大陸に上陸できる。南極に到着しても、人々は再びPCR検査を受けるという厳しさだ。これほどの厳重な警戒さえもかいくぐって南極にまで到達してしまったコロナウィルス、地球のすべての大陸を征服してしまった人類にとって防ぎようのないその「感染力」、世界各地で始まったワクチン接種こそがコロナに打ち勝つ最終的な感染防止策であることを、あらためて教えてくれた「南極でコロナ感染」のニュースだった。