柔道男子66キロ級で新旧世界王者の丸山城志郎(27)と阿部一二三(23)がワンマッチ(一発勝負)で行った東京五輪代表決定戦の試合。どちらか1人を東京五輪代表に選ぶ大一番。息を飲む攻防が続く中、お互い一進一退の攻防で試合が延長戦となったことで、放送時間がなくなったのを理由にテレビ東京が生中継を打ち切ってしまった。突然の中継打切によって運命の一瞬を見逃した視聴者から、ネット上に「テレ東、責任持って最後まで試合流せよ!続きはWEBでとか、最悪だよ!」「この2人のためにも私は今回のテレ東には抗議の意を表する」「テレ東ウソでしょ」「テレ東やっちまったなー」「この試合の敗者はテレビ東京だ」などの不満の声が噴出した。テレビ東京は、「試合の続きはライブ配信中の『テレビ東京 柔道』をご覧いただきたいと思います」とアナウンスしただけで、まさかの番組終了としてしまったのだ。他局なら番組放送時間を変更してでも世紀の決戦の勝負がつくまで中継時間を延長しただろうが、テレビ東京は何故しなかったのか。放送時間をコントロールする「編成部」が無能そろいだからなのだ。全柔連関係者によれば、「実力が拮抗する2人は、これまで7回戦って、うち6回が延長戦までもつれている。だから今回も延長になるのは十分に予想できたはず。本来は試合後のインタビューまで放送するはずだったので、あまりにも時間の読みが甘かった」とテレ東編成部を批判した。さらに、「この試合は 11日金曜日に開催される予定でした。でも、テレ東さんが“視聴率を稼ぎたいから日曜日にやってほしい”とゴリ押ししてきた。時間だってテレ東さんの要望に従ったんです。そこまで配慮したというのに、中継が尻切れトンボに終わってしまうとは……」、いやはやテレ東編成部のこれほどの「無能」ぶりには呆れ返るばかりだろう(笑)