ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

18回サヨナラ、投げなかった山本由伸になぜ全員がハグ? 

ドジャースが1勝1敗で迎えたワールドシリーズ第3戦のブルージェイズ戦、試合は延長18回、先頭のフリーマンが中越えのサヨナラホームランを放ち、試合時間6時間39分の死闘に終始符を打った。試合開始から6時間を超えても決着がつかない死闘の中、ドジャースはブルペンのリリーフ投手を全員使い切ってしまっていた、すると2日前の第2戦で105球の完投勝利を収めた山本由伸投手が延長16回にロバーツ監督とベンチで話合い。その後、ブルペンに移動して19回からのリリーフ登板の準備を始めたのだ。これを見た「FOXスポーツ」の実況は「Oh my goodness.ヨシノブ・ヤマモトは完投した2日後、ドジャースのために登板を志願。これはアンビリーバボーです」と絶叫した。しかし、18回ドジャースのフリーマンの一振りで試合が決着、山本投手の出番は無くなった。ところが、テレビの中継を見ていると不思議な光景を目にすることが出来た。サヨナラで湧くナインの輪の中から、先ず、大谷、佐々木の日本選手がブルペンから引き上げてきた山本投手に駆け寄りハグ、さらにスネルらチームメートが次々と山本にハグし、最後にロバーツ監督が山本を抱き寄せた⬆️。つまり、チームの全員が、9回を105球投げて完投したわづか2日後に、スクランブル(緊急)登板を申し出た山本投手こそが、この延長戦の一番の「ヒーロー」だと気付いたからに他ならない。