ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

スプーン曲げユリ・ゲラーが任天堂を訴えたホントの理由。

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1970年代の日本で「スプーン曲げ」など超能力者として活動していたユリ・ゲラー、その彼が、今年2020年11月29日、20年前から任天堂に要求し続けていた「ユンゲラー」のカード発行禁止措置を取り下げると任天堂に伝えたと発表した。事の発端は2000年11月に「スプーン曲げ」などの自分のイメージを、任天堂のゲームに盗用され、悪役キャラクターとして扱われたとして、名誉毀損の損害賠償を求めて、アメリカロサンゼルス地方裁判所に約1億ドルの損害賠償を求めてユリ・ゲラーが提訴したのをご記憶の方も多いだろう。ゲラーが訴訟を起こすきっかけとなったのが、彼が東京でポケモンカードのユンゲラーを発見したことによるとされた。「日本では良いユンゲラーと悪いユンゲラーの2種類がいる」とされ「ユンゲラーは頭痛を引き起こす」とされ、ユリ・ゲラー本人も「頭痛を引き起こすキャラクター」であることが問題だと提訴の理由を語った。ゲラーは、アメリカで起こした裁判でプライバシーの侵害を訴えたが、当時、彼はイギリスに住んでいたため、カリフォルニア州におけるプライバシーの権利は適用されないとして、2001年8月16日に訴えは却下されてしまった。さらに、名前が勝手に使われたことで、自身のブランドが傷つけられたとも訴えたが、「ユンゲラー」というキャラクターの名前が日本でしか使われておらずアメリカの任天堂が関わっていないことや、ゲラーのブランドが傷つけられたと言えるだけの根拠がなかったことなどから、2003年3月3日に訴えは却下された。そして今回の任天堂に要求していたユンゲラーのカード発行禁止措置の取り下げ。では、任天堂を相手にユリ・ゲラーが起こしてきたこれらの騒動は一体何だったのか。それは、1970年代の日本でユリ・ゲラーが「スプーン曲げ」で一世を風靡したあの知名度を再び日本で復活させたいために仕掛けた「一人芝居」だった、と言えないだろうか(笑)