ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

どんなに運動してもヤセ無い理由がやっとわかった。

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どんなに運動しても期待どおりに減量できないのはナゼなのか。自身の体験では、毎日5kmの距離を走ったり歩いたりを10年間繰り返しているのに、ほとんど体重が変わらない。その理由を、アメリカ臨床栄養学誌(AJCN)に掲載された最新研究が明らかにしてくれた。この実験に参加した被験者は18〜65歳の肥満の男女171人。日頃あまり運動してないこの被験者達を2つのグループに分けて運動をしてもらい、体重と日常習慣の変化を追跡したのだ。1つのグループはエクササイズバイクで週3回運動し、週に体重1キロ当たり8キロカロリー(700キロカロリー程度)を消費するようにしてもらい、2つ目のグループは運動量を増やして週に体重1キロ当たり20キロカロリー(1760キロカロリー程度)を消費してもらった。この運動習慣を半年続ける間、被験者は自分の好きなように食べることが許された。実験終了の6ヶ月後に被験者のデータを再計測すると、運動をした2つのグループの殆どの被験者の体重にほとんど変化が出なかった。体重が減った人もわずかにいたが、運動量が少ない1つ目のグループの約3分の2と、運動量が多い2つ目のグループの90%が予測よりも体重の減りが少なかった。調べてみると運動した被験者のほとんどは運動する前よりも食べる量が増えていたからだった。しかし、余分に摂ったカロリーはわずかで、運動量が少ないグループでは1日に約90キロカロリー、運動量が多いグループでも1日に約125キロカロリー多く摂っていただけだった。しかし、これだけ少量のカロリーでも減量を阻むのに十分だという事が、今回の実験でわかったのだ。研究を率いたチャーチ教授は、「運動によって減量したいと思っている人は、食べる量が増えないように注意を払い、どれほどおいしそうでも最後の4口(100kcal)分程度をガマンすればきっと痩せられる」と貴重なアドバイスしている。