ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

マクドナルドだけ毎日3食1ヶ月、を自撮りした映画監督死去。

自ら1ヶ月間マクドナルドを毎日3食、食べ続けてその影響を記録したドキュメンタリー映画「スーパーサイズ・ミー」の監督として知られるモーガン・スパーロック氏⬆が、がんの合併症のため2024年5月23日に53歳の若さで亡くなった。ニューヨーク大学の映画専攻で学士号を取得。卒業後は劇作家、ドキュメンタリー作家として活躍していたスパーロック氏は、2人の少女がマクドナルドのせいで肥満になったと訴えた裁判のニュースをヒントに、2003年に、1ヶ月間、飲み物も含めた3食をすべてマクドナルドを食べ続ける生活を送るという実験を行った。それまで1日3マイル(約4.8km)歩いていた運動量を平均的アメリカ人に合わせて1.5マイル(約2.4km)に減らしたうえでの実験だった。実験の結果、スパーロック氏は体重が25ポンド(約11.3kg)増加し、肝機能不全とうつ病を患ったという。この実験を記録したドキュメンタリー映画「スーパーサイズ・ミー」は、全米脚本家組合の最優秀ドキュメンタリー脚本賞を受賞し、2004年のアカデミー賞候補にもなった。しかし、この映画ではマクドナルドの飲食内容の詳細な記録が全公開されているわけではないことや、肝機能不全はのちにスパーロック氏が認めたようにアルコール乱用の影響の可能性があることなど、正確性について疑問が呈された。全食マクドナルドで過ごす実験から21年、スパーロック氏の死因にマクドナルドが影響したかどうかは定かではない。