ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

歩くのが遅い人は、脳も見た目も「老けやすい」という診断結果。

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歩く速度によって心疾患で死亡するリスクが変化する」ことは医学的に判明しているが、ニュージランドのデューク大学の研究グループが、45歳以上の男女約900人を対象とした最新の調査により「歩く速さは脳や体の老化スピードと関係がある」ことが突き止めらたという。この調査への協力に同意した904人に対し、歩行速度の測定やMRIによる脳スキャン、健康診断などのテストを実施、その結果、45歳時点での歩く速度が人より遅い人ほど脳の容積や表面積が小さく、脳が老化傾向にあることが分かったという。また、血圧や歯の健康度といった19種類の健康診断でも、歩く速度が遅い人ほど肉体的な老化が早いことを示す兆候がみられたという。さらには、8人のボランティアに調査対象者らの顔写真を見せる実験でも、歩行が遅い人は、見た目でも早く歩く人よりも「老けて見えた」という結果が出ており、歩く速さと老化の関係は、見た目から脳を初めとする全身にまで及んでいることが判明したという。調査を行ったデューク大学のRasmussen教授は「歩行テストは単なる高齢者の運動機能測定だけでなく、生涯にわたる統合的な健康の尺度として使用できることが分かりました」と指摘し、45歳を過ぎたら、歩くのが普通の人より遅い人は、自分の歩く速度をよりアップさせる心掛けが必要だ、と訴えている。