ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

今の若者は月に本1冊も読まない、これって悲報だろうか。

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国立青少年教育振興機構が、全国の20~60代の男女5千人を対象に、読書習慣に関して調査した結果を発表した。全年代を合わせ、1カ月に本を全く読まないとした人は約半分の49.8%に上った。2013年にまとめた同様の調査の28.1%から、本を読まない人々が大幅に増えた格好だ。全く読まないとした人が特に増えたのは20代で、13年調査に比べ25.1ポイント増の52.3%と倍増した。30代は54.4%と半数を超えた。この調査結果を聞かされて、だからどうなんだ、と思ったのは私だけだろうか?本なぞ読まなくてもスマホがあれば十分だという最近の若者達の風潮には大いに賛同できる。スマホの無かったつい10年程前は、自分一人の時間を雑誌や小説や新聞などの「紙媒体」を読むことで仕方なく過ごしていた若者が、いまや、片手で操作できるスマホひとつで情報のインプット(受信)もアウトプット(送信)もできる情報のインタラクティブ(双方向)のご時世なのだから、若者たちが本1冊も読まないと嘆いてみせている連中こそ、まさに時代遅れのナンセンスと言えないだろうか。情報=「紙」という古くからの信仰は、ネット万能の現代においては文字通り紙クズ同然となってしまっている双方向化しているインターネット情報社会。それでもなお、相も変わらず「紙への信仰」にすがりついているだけの出版社や新聞社などは、まさに情報を一方的に送りだすだけの化石会社であり、時代遅れのそしりを免れないのではなかろうか(笑)