
サッカー日本代表が、過去13回の対戦で一度も勝てなかった「サッカー王国」ブラジルから歴史的な初勝利を収めた。強豪ブラジルに対して構える守備で臨んだ前半は急にペースを変えて攻め込んでくるブラジルに対応できず2失点と勝利が遠のく試合展開となったが、後半、日本は「構える守備」ではなく「奪いにいく守備」にスイッチ。すると、相手のミスから2−1と1点差に迫り、ここから試合の流れが一変、伊東純也のクロスから同点に追い付き、直後にもCKから伊東が正確なクロスを供給し、これに上田綺世が頭で合わせてついに逆転に成功、初勝利を収めることが出来たのだ。試合後、守備で激しいチャージを見せるなど、中盤でブラジル選手と互角に戦っていたボランチ鎌田大地選手⬆️は、歴史的な勝利の試合を振り返って、「前半2点を入れられてもそんなにやられた感じはしなかった、後半リスクのある守備に変更した時に、デュエル(1対1)のところで相手を上回れたことが大きな要因かなと思います」とコメントした。英国プレミアリーグでデュエルの強さ、組み立て、好機創出で高い評価を受けている鎌田選手が「勝因」は、ブラジル選手との1対1のデュヱルで相手を上回っていたから、という頼もしい理由を聞くと、8ヶ月後に迫ったW杯での日本代表の活躍に大きな夢が膨らんでくる。