ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「同窓会」出席や母校訪問は、脳のリフレッシュに役立つ。

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16万人の脳画像をこれまでに見てきた脳医学者の東北大学加齢医学研究所瀧靖之教授は、「過去を懐かしむことは脳の健康維持につながる」と説く。瀧教授によれば、認知症の進行を抑え、ストレスを解消し、幸福感を得るといった効用があるという。会話は脳の多くの領域を使うが、会話が減れば脳も衰えてしまう。特に定年後は、人づきあいも疎遠になりやすく、「他人としゃべらないこと自体が、認知症のリスクにもなります」と瀧教授は語り、定年後は、会話と回想が組み合わさった機会を積極的につくるようアドバイスしている。なかでも同窓会は、「人がつながりながら昔を懐かしみ、脳を元気にする」という理由で理想的な機会だという。同窓会と同様に思い出の詰まった母校を訪れてみるのも良い方法だという。学校によっては、卒業生の集える「カムバックデー」を設けているところもあり、これなら構内に入れる。あるいは、親戚の子の運動会や外部に開かれた学園祭の機会を生かすのも手だし、そもそも自分が学んだ校舎周辺を散策するのだけでも脳の健康維持に役立つという。久しぶりに自分が学んだ学校に行くと、自分がいた教室はもちろん、保健室、理科室、音楽室、図書館、体育館、さらには顔を洗った水道や休み時間に遊んだ遊具などを見たとたん、卒業以来ずっと忘れていた思い出があふれるようによみがえってくることで、脳の健康回復に役立つという。最近、脳の働きが鈍くなったな、と感じているあなた、久しぶりに自分が出た母校を訪ねてみては如何だろうか。