
ナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦、ドジャースが敵地でブルワーズに2連勝を収め、2年連続のワールドシリーズ進出にあと2勝とした。先発した山本由伸投手(27)が、9回を3安打1失点7奪三振の快投でポストシーズン日本人投手初となる「完投勝利」を挙げた⬆️。山本投手は、なぜこれほど完璧なピッチングでブルワーズの打者を翻弄できたのか、について、敵将ブルワースのマーフィ監督は、「彼のスプリットはまるで速球のように見える。速球と同じリリースポイントから出てきて、見た目は全く同じ。彼は非の打ち所のない投球フォームを持っていて、コントロールをあまりミスしない。そして、スプリットは速球に見えてドン、と落ちていく。一方で、彼の速球は速球として見えて、そこから浮き上がってくる。だから、打つのが非常に難しい」と舌を巻いた。また、2018年にMVPを受賞し、同年から2年連続で首位打者に輝くなど、ナ・リーグを代表する強打者として知られるブルワースの4番打者イエリッチは、山本の前に4打数無安打、1三振と沈黙。試合後に、山本のスプリットについて「とにかく変化し始めるのが遅い。彼は配球の組み立ても上手くて、僕ら全員のバランスを崩していた、驚くべきものだね。 彼のスプリットはいい球だし、投げるのはわかっていたけど、彼は打席ごとに我々に対してアプローチを変えていた。彼が素晴らしい投手だということに理由があることがわかったよ。彼をただただ称賛するしかないね」と嘆いた。