ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

全米の映画館支配したぞ、ダークファンタジー「鬼滅の刃」。

世界70ヶ国以上で公開され大ヒット中のアニメ「劇場版『鬼滅の刃』無限城編」、特にアメリカでは公開初日だけで3300万ドル(約48.5億円)を記録し北米市場におけるアニメ映画オープニングとして、歴代最高記録を樹立した⬆️。米国内でデジタル市場分析を行っている「コムスコア」は、「鬼滅の刃 無限城編」のヒットを「サプライズ」と表現、「『鬼滅の刃』が米国内の興行収入を支配するなんて、誰も予想していなかったことだ」と驚きの声を挙げた。映画の本場アメリカでの観客の心を「鬼滅の刃」はなぜ掴むことが出来たのか。ダークファンタジーな作品でありながら、ハリウッド映画にない日本アニメの王道『友情・努力・勝利』という三大要素が描かれているからだ。現実世界の制約にとらわれず、実写では表現が難しい超人的な動き、壮大なファンタジー世界、抽象的な概念の視覚化など、アニメーションというメディアの特性を最大限に活かした表現を駆使し、キャラクターの感情を誇張して表現する「デフォルメ」技法や、時間の流れを操作する「スローモーション」「コマ送り」などの技法によって、視聴者は、物語により深く没入することができる。「鬼滅の刃」で見られる流麗な動きや美しい光の表現、緻密な背景描写は、日本アニメの技術的な完成度の高さを示し、特に「劇場版」と呼ばれる映画作品では、世界最高水準のアニメーション技術が投入されている。さらに、登場人物の心理や実存的な問いを探求することで、世界中の視聴者に強い印象を与えている。このような「深いテーマ性を持つ作品」が国際的に評価されることで、アニメは「子供向けの漫画映画」という固定観念を打ち破り、新らしい「芸術スタイルの映画」として世界中の人々に認められたと言うわけだ。